意外に難しいレギュラーとハイオクの違い

ガソリンスタンドで何げなく目にしているレギュラーとハイオクですが、意外にもその違いは知られていないものです。江別は特に自動車の利用が便利なエリアのため、レギュラーとハイオクの違いは知っていると役立つ知識の1つです。

車が動く仕組み

車はガソリンを燃焼させ、そのエネルギーで動いています。下記は一般的な4サイクルエンジンが燃焼する仕組みです。

1、ガソリンと空気の混合気を吸入する。

2、燃焼室内のピストンによって、吸入した混合気を燃えやすいガスに圧縮する。

3、圧縮された混合気にスパークプラグから飛んできた電気火花が点火し、混合気が燃焼する。

4、燃焼した混合気が膨張し、燃焼したガスを排出することで燃焼室内ピストンが下がる。このピストンの動きで車が動く。

オクタン価とは?

レギュラーとハイオクの大きな違いは「オクタン価」にあります。オクタン価とは、ノッキング現象が起こりにくいこと(アンチノック性)を示す数値です。ガソリンは燃焼する際にピストン運動によって高温圧縮され、スパークプラグで起こした火花によって着火します。このとき、ガソリンが燃えやすい種類の場合、自身の熱だけで発火・爆発してしまいます。このとき起こった異常燃焼による爆発によって、ノッキング現象が起こります。

ハイオクとレギュラーは区別しよう

日本工業規格(JIS)によってオクタン価はハイオクが96以上、レギュラー89以上と定められています。つまり、ハイオク車はノッキング現象が起こりにくい、エンジンが高圧縮にも耐えることができる仕組みを持っています。理論上、ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れても問題ありません。しかし、車はそれぞれ対応するガソリンで最大効率が得られるように設計されているので、ハイオクとレギュラーは確実に使い分けると安心です。

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